◆Classic Paris #27 夜のセーヌ シュリー橋から パリ4区/Depuis le Pont de Sully, 4e PARIS(2019年11月)

シュリー橋からサンルイ島、彼方にマリー橋を望む秋の夜のセーヌ。 シュリー橋は4区の右岸からサンルイ島の東端をかすめて左岸5区にかかる二つの橋。かつてはダミエット橋とコンスタンティン橋と呼ばれた歩行者用のつり橋だったという。19世紀、オスマン男爵のパリ大改造の折に現在の橋に架け替えられた。 この写真は右岸に近い場所からの撮影。 パリ中心部のセーヌ川には、下流側にノートルダム大聖堂があるシテ島、上流側にはサン・ルイ島がある。そしてこのサン・ルイ島からセーヌの流れは二手に分かれ、シテ島の西で再び合流する。 パリはこの二つの中州から始まった。 紀元前3世紀ごろ、この地に暮らしたパリシィ族が暮らしていたことからローマ時代以降この地が「パリ」と呼ばれるようになったという。 時間の流れのようにゆったりと流れる夜のセーヌ川だった。

MAP https://goo.gl/maps/jq7XUKnXyxrZ6N4F6
ストリートビュー https://goo.gl/maps/xeENkqJwJrkxJoPx9