◆Classic Paris #68 パリ植物園 パリ5区/le Jardin des Plantes de Paris,5e Paris (2019年11月)
パリ植物園はルイ13世の時代、1633年に開設された「王立薬草園」が起源だった。
パリ植物園は現在の区割りでは5区エリアにあるが、1633年に薬草園だった当時はまだパリの城壁の南東の郊外だった。
パリ中心部にあるシテ島のノートルダム大聖堂あたりからほんの1キロほどしか離れていないが、いわゆる観光スポットの導線からは少し外れていて観光客は少ない。近くの見どころといえば、ローマ時代の遺跡、リュテス円形劇場がクランモスクくらいか。
Atget/アジェはこの植物園の北西角近くにある入り口の門あたりを撮影している。植物園の北西角からキュビエ通りに入ってすぐのあたりだが、Atget/アジェの写真と現場を見比べてみるとそれらしい雰囲気はあるが、残念ながらぴたりとした建物は見つからない。
今日のこの写真は、北西角の入り口の建物を植物園側から撮影した。
枯れ枝と門の建物の先には通りを挟んだパリの屋根と煙突が見える。晩秋の公園、100年前にタイムスリップしたかのような錯覚に陥った。
MAP/航空写真
https://goo.gl/maps/zcVr9MdkqTrUKsL5A
https://goo.gl/maps/yHDd8jzqRng4g8bk
ストリートビュー
https://goo.gl/maps/Ct6tXH2pCLEaJfUp9