◆Classic Paris #75 サン・セヴラン教会 パリ5区/4 Rue des Prêtres Saint-Séverin, 5e Paris (2019年11月)

サン・セヴラン教会はシテ島からセーヌ左岸に渡ったほんの少し先のパリ5区にある。

教会の起源は6世紀にまで遡る。9世紀にはノルマン人の侵入で破壊されるがその後再建。さらに再び1448年には火災に遭い3/4を焼失した。また1837年にはシテ島にあった13世紀に建てられたたサンピエールオーブフ教会のものが移築されるなど、度重なる再建と拡張によりさまざまな時代の様式が織り交ざる形で今に至っている。
教会の周囲、特に教会の北側の東西のサンセヴラン通りユシュット通りなどセーヌ川に挟まれたエリアは古くからの小路で今も土産物店や飲食店が並ぶ。
教会の東のサンジャック通りの歩道は教会の後陣がはみ出すように狭くなっているが、実は1907年まではこの歩道部分には建物があり、道路の拡幅工事に伴って取り壊され今のようになった。

Atget/アジェは19世紀末ごろから20世紀にかけてこのサン・セヴラン教会と周辺を撮影し街角の変化を写真に残している。

MAP/航空写真
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ストリートビュー
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